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下痢とストライキ [∴ ネパール・情勢]

すっかり日記がご無沙汰してしまいました。
実は2ヶ月下痢止まらず、体調崩しておりました。

色々検査してみても病因見つからず、結局、
「熱帯性スプルー」という、百万人に1人かかる
というレアなケースが疑われることが分かり、
6月、検査&療養のため帰国することにしました。

感染が原因と見られる下痢を発症し、
その後腸がダメージを受け、栄養吸収出来なくなるらしく、
体重減少、低栄養症、しびれ、テタニー(手足痙攣)を引き起こすらしく、
私がこちらに暮らし始めてずっと持病と思っていた症状と一致。
・・てことは、私は7年間ずっとこの病気だったとか(汗??
処方された鉄剤を飲み始めたら、倒れることがなくなり、
単純に、貧血だった模様。西洋薬は15年以上の飲んでなかったのですが、
抗生物質、鉄剤を2時間おきに交互に飲みまくってます(笑。

帰国前に仕事を・・と、ようやく歩けるようになった矢先、
5月1日のメーデー後、ネパール全土ストライキに突入し、
交通麻痺、オフィス・商店閉店、全ての機能が麻痺している状態。
ATMで現金を引き出さねばならないのですが、
ATMもクローズ。ど、どうしたらいいんですかね??お金・・
野菜や食料も高騰し始め、怒った市民と小競り合いが発生している模様。
貧しい人達は、一体どうやって食べたらいいんでしょうか。

かなりヒドいことになってます、ネパール。
私も診察のために病院に行かねばならないのですが、
交通手段がなく、病院にすら行けない状態。
救急車は通してもらえるらしいのですが、
緊急のケースじゃないし。かといって、
病院まで往復2時間かけて歩く体力もなく。。
1日でも早い解決を祈るばかりです。

今回ストライキにかり出されているのは、ほとんど村人らしく、
1日400ルピー(約500円)の現金と、3食支給という条件で、
村からかり出された人々で、マオイストのストなのに、
ほとんど全員マオイストでないこと自体、そもそもおかしいのですが、
与えられている食事も粗末なものらしく、村人に病人が出ているという話。
ヒドい。本当にヒドい。。

彼ら村人にとって、1日400ルピー稼げるのは高給。
その目先の現金欲しさに、国の機能を麻痺させてしまうネパール。
はぁ。どうしようもない閉塞感が山盛り。。

でも、ネパール人は気楽なもので、車の通らない道路で
子供達がクリケットに高じたり、道ばたでギター弾いたりしてます。
スゲイですよ、ネパール人て。ホント。
現在18〜20時の間だけ商店が開くので、
この間に買い物を済ませようと、車のない通りに人が歩きまくり、
何だか気味の悪い感じ。

ネット・電話が通じるのがまだ救いか。
これで情報遮断されたら、ホント危ない。
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コメント 2

椿ハツコ

何だか、文章から切実な大変さが伝わって来ました。
ネパール人、凄いですね。。。タフさといい、色々本当に。
混乱状態が日常化してしまうと、パ~ンと超越できるのでしょうか。。。
わかりませんが、とにかくまずは身体の調子を何とか取り戻して下さいね。
生活が機能しないって、本当にエネルギーを使いますね。
早く健康な生活が送れるようお祈りします。。。!
by 椿ハツコ (2010-05-07 14:19) 

wasou-ai

>椿ハツコ様

ナマステ。散々とはこのことだ、と今回感じ入りました(笑。
体調が優れない上、どうにもならないことが多過ぎて、
天が私に指し示す方向を見抜きかねております(笑。

ストレスが一番体調に良くないので、
何も考えず、日々ひたすらに行きております。
ネパール、精神修行に是非お薦めです!
by wasou-ai (2010-05-07 14:49) 

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