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1日16時間停電 [∴ ネパール・おいおい]

ネパールの停電、ヤバいです。
これでいいんでしょうか、国家として。
いくないなー、ヤバいよなー。
治安悪化、景気悪化 必須なのでは??

今まで1日12時間停電が、16時間に延長。
えーとえーと、1日24時間だから、24ひく16は・・8?
あれー?電気がある時間が8時間しかないぞー?おかちーなー。
てことで、停電時間の方が長くなってしまいました。
停電時間を知らせてもらうより、
通電時間を知らせてもらった方が分かりやすいようです。
1日8時間電気きますよー、って。おいおい。

午前と午後に分けて、4時間ずつ電気を頂けるらしいです。
やったー!っておいおいおーい!!

皆さん充電システムなど入れて、電気のある時に充電し、
停電時はその充電を使って、電力をまかなう方も増えてるようです。
でも、その充電をまかなうだけの電力が、
1日8時間で充分なのかは疑問。
こうなったら発電機か。。そんな余裕のない一般市民は、
暗ーい中でろうそく1本の灯りでどうにか生きてます。
そのろうそくも猛烈な値上がりで、高いのなんの。
貧しい人は、一体どうやって暮らしてるんでしょうか。

恐ろしいです。でもおかしなことに、民衆怒りません。
何でなんでしょうか、このネパール人の思考回路は一体。。
なんでもすぐストライキするくせに。
ここでせんでどうするとか思ってしまうのは私だけでしょうか?
寒い上に電気もなくて、あらゆる方面で仕事にならないというのに。。

ま、でも皆9時とかには寝ちゃうし、
寒ければ外でたき火して、皆でダベってて楽しそうだし、
あんまり影響がないのやもしれません。

トゥプ氏に「何でみんなここでストライキしないのかしら?」
とつぶやいてみたところ、「えー、かっこ悪いじゃん、なんか」
て言われました。カッコいいからやってるみたいです、スト。
正義に燃えて悪と戦う!てのがいいみたいです。
「でも、停電だと戦う相手もよく分からないし、
なんか貧乏丸出しじゃん」とトゥプ氏。確かに(笑!

一方、ワタクシ猛烈に影響を受けております。
家には自家発電機があるものの、
仕事場の普通のアパートメントにはそんな豪勢なものある訳なく、
仕事場なのに、プリンター&コンピューター使えましぇーん。

電気のある時間にプリンタ出力、ラップトップは常に自宅充電、
を繰り返しておる日々です。更には仕事場にネット環境がなく、
メールは自宅でチェックしていたのですが、
なぜか突然自宅からネットが繋がらなくなり既に1週間。
往復30分かけて、徒歩でボダのネットカフェに通う日々であります。
せっかく辿り着いたネットカフェで、接続が遮断されたりと、
もう落とし穴どころではなく、
全部がぼっこり凹んでいる状態でござります。

ブログ更新、メール返信がままなりませんが、
全てはネパールのせいです。どうかご容赦下さいませ。

更には、最近停電のせいなのか何なのか、
携帯電話も繋がらなくなって来ました。
何かよく分からない黒いモノがひっそりと
忍び寄って来ているようで、恐ろしい限り。。

帰国直前の追い込み仕事、猛烈に頑張っておったのですが、
諸々のネパールの落とし穴に頑張りきらない方が利口と判断し、
まとめ仕事に入ることに致しました。

おーい。オンラインショップ運営出来んぞー。
てか、頑張れネパールー!てか、そもそも、
なんでここまで電気がないのだ。おかしくないか?
水力発電所が、洪水で流されたという話なのですが、
オリンピックのあった中国やインドに電力を売ってるって話ですぜ。
・・て、噂なのでね。ホントのところは分かりませんがね。
どっちかというと、こっちが本筋っぽいですな。
しかし、その電力売った大金はどこに消えてるんでしょうかね。

いつも印刷をお願いしているアルジュンが、
電気がなくて仕事にならないから、ドバイへ行く、とか言い出す。
冗談半分なのだけど、半分本気っぽい。
確かにね、電気ないのは仕事にならないけども、
停電計画表ってものがあるんでね。
停電でない時間帯に、電気の必要な仕事を済ませれば済む話で。

そもそも何に電力が必要なのかと聞くと、
印刷に必要なフィルムをコンピューターで出力する際と、
フィルムを乾燥させるのに、ヒーターが必要。
・・て、それだけ? それだけのことで、ドバイ行っちゃう?

コンピューター仕事は確かに電力がないと無理だけども、
フィルム乾燥には、天日干しも代用出来る。日中なら全く問題ない。
コンピューター仕事は夜でも出来るし、
色の確認が必要な印刷は太陽光のある昼間やればいい。
こちらの人は、現状を嘆くばかりで、それらにどう対応し、
どう乗り越えるかを前向きに考えようとは、あまりしない。
すぐに、電気ないー、仕事出来ないー、困ったなー、となる。

日本へ行って仕事たくさんとってくるから、
ネパールで楽しく暮らし、たくさん仕事してね。
というと、ちょいと嬉しそうになった。
基本的に皆、どちらかというと他力本願なのでR。

皆に仕事が与えられるよう、頑張らねば。
てか、ネパール頑張れ。

090114.jpg

写真は、私の仕事場で、私の側を離れようとしないバブー。
てか、ワタクシ仕事中だっちゅーの。
と思いつつも、可愛くて可愛くてしょうがないワタクシ。
持って帰っちゃうぞ、ニッポンに!


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郵便物紛失 [∴ ネパール・おいおい]

無くなりました。ネパールから送ったラダック靴下2枚。
ダサイン間際に送った荷物、日本に届かず既に3週間。
通常ネパールから送る荷物は、日本へ1週間〜10日程度で届くので、
いくらなんでも遅い。というか紛失してる。

今まで国際普通郵便で発送した荷物が紛失したことはなかったので、
私も真相を確かめるべく、郵便局へ。
出向いたところで、責任逃れと言い訳を聞かされるだけになるのは
分かっていたのだけども、問題が起こった際に動かなければ、
問題は起こり続けることになるので、頑張ってみる。

実際荷物を送った支局へ出掛けると、窓口職員はおらず、
そこで寝起きしていると思われるお爺ちゃんが、一人ご飯を食べている。
「連休前でもう皆帰っちゃったよ」とお爺ちゃん。
てか、あなたは一体誰・・とか思いつつも、
紛れてその辺に落っこちてたりしないかなー、と
あたりを物色するも、郵便物の入った箱そのままに、
職員もおらず、盗ろうと思えばいつ誰でも入って来て盗れる状態。
お爺ちゃんの寝床と、食べ物のカスで汚れていて、
こちらの役所は、本当に汚くてヒドい。

諦めて、町にあるメインの郵便局へ出向こうと歩き始めると、
見覚えのある職員発見。彼が支局の責任者らしい。
荷物を紛失した旨伝え、何か対応出来ることがあれば、
対応して欲しいと伝えると、
「連休前に送ったなら、到着までにきっと時間掛かってるんだよ、
もう何日か待ってみて、連休後にまた来なさい」と仰る。
連休後に来たところで、どう対応してくれるのか、
連休後に出来ることなら、今してくれとお願いするも、動こうとしない。

「じゃぁあなたの名前を持って、メインの局の責任者に、
何もしてくれなかった旨伝えますけど、いいですね?」と言うと、
困ったなぁといった様子。それでも一向に動こうとしない。
メイン局に行ったところで、もう連休前で誰もいないだろうから、
明朝行け、と言う。こちらでは、職員の言う通りにすると、
大抵受付時間外に行く罠に陥ることになるので、
恐らく明日は閉まっているのだろう。相手を何度も出向かせて、
手間どることで問題をうやむやにさせるのが彼らのテだ。
分かりました、結構です、とメインの局へ出掛ける。
そこで私はミラクルを見ることになる。

送った荷物を紛失したので、ボスに会いたいと職員に伝えると、
階上の部屋へ行け、と言われる。言われた通りに向かうと、
何とも最初から誠意のある対応をしてくれる温厚なボスだった。
送った荷物が届かずに既に3週間経つこと、
中身は靴下2枚であること、普通郵便で送ったことを伝えると、
なななななんと!そのボスまず謝罪したではありませんか!!

「国際普通郵便の場合、日本には通常1週間〜10日程度で届くので、
3週間経って届いていないのであれば、紛失したと考えた方がいい。
普通郵便が紛失した場合、追跡出来ないし、日本の郵便局側にも
問い合わせることが出来ないので、今回は申し訳ないけれども
私には力になれない。」と仰った!!!なななななんと!!!

日本ではヒジョーに当たり前と思われる対応なのだけれども、
こちらの役所職員の対応のヒドさは身をもって知っているので、
今回の彼の対応にはまずビックリ。
問題が起きた際、大抵責任を逃れようと、どうにか言い訳を繰り返し、
郵便局の責任ではないと念を押し、なんとか私を帰らせ、
私が次来る時に、どうにか顔を会わせないように必死になるのが普通。
なのに彼は、まず謝罪し、紛失したことを認めた。
私はきちゃない郵便局で、神様を見る思いだった。

彼は国際郵便発送の責任者だった。
次回からは、支局からは送らず、彼のいるメインの局の、
彼のカウンターまで来て荷物を発送するといいと教えてくれた。
空港に向かう荷物のバッグに荷物が入るところを見届ければ、
無くなる心配がない、とのこと。
もしくは、書留郵便で送るか・・と仰るので、
書留郵便の価格を知りたいと伝えると、
職員に頼んで、あっという間に価格表をくれた。
これまたアメーーーージング!!!

こちらでは、大抵皆せこく嘘価格を使うので、
「金額と重さの詳細」といった明確なモノを得ることは不可能に近い。
それがあっという間に私の目の前に。。嗚呼、感動。
メイン局まで来ても、もし彼がいない場合どうしたらいいかと尋ねると、
彼の名前を職員に伝えれば、対応してくれるから大丈夫、
とフルネームを書き方つきで教えてくれた。
あーーーー、あなたは神様だ。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

こちらでは、皆責任逃れに全霊を傾けるので、
名前を教えることはタブーに近い。でも、彼は教えてくれた。
そして、国際郵便発送の責任者であることまで教えてくれた。
「責任者」という言葉から皆逃げようとするこちらで、
自ら「責任者」と言う人に、私は初めて出会った。

あなたがいれば、郵便局は大丈夫!とか訳の分からない思いを胸に抱き、
かといって、ヒドい役所仕事がまかり通るネパールでは、
こういった真摯な人が生きづらいんだろうなぁ、とか少し同情。
ありがとう。本当にありがとう!と握手を交わして郵便局を後にする。
靴下は無くなってしまったけど、ミラクル職員に出会えたことに感謝し、
次の仕事へ向かう。

トゥプ氏に事の次第を伝えると、
「その彼の誠意に、あなたは一体何が出来る?」と聞かれ、
何も出来ない自分を感じる。でも何もしないよりマシかと
ブログで書いて、ネパールにもこんな人がいるのだと伝える事にした。

大抵ネパールのダークサイドを見ることになる役所仕事で、
今回私は初めてポジティブサイドを見た。
こんな人が生きづらいネパールでなく、
どうか、こんな人で役所がいっぱいのネパールになりますように。。
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